今回のブログは、買主へは何を引き継いだらいいか、についてお伝えします。
売買契約した後は、物件の引き渡しまでに、買主へ引き継ぐものを準備しておきます。
主に引き継ぎものは、鍵、建物図面、確認済証、検査済証、測量地図及び設備取り扱い説明書などです。
マンションの場合は、管理組合から受け取った管理規約・使用細則や管理組合総会資料を引き渡します。
また、管理組合には、マンションを売却する旨を伝え、組合員の喪失資格届けを提出しておく必要があります。
管理組合が所有者変更を把握してないと、修繕積立金や管理費が銀行口座から引き落としされてしまいますので、後処理が大変になってしまいます。
また、駐輪場や駐車場の契約がある場合には、これも解約をしておく必要があります。
駐車場に関しては、十分に台数を確保しているマンション以外では、前所有者が使用していた駐車場を、次の買い手に引き継ぐことができないこともありますので管理組合に確認しておきましょう。
一戸建ての場合は、ゴミ置場などについて、買い手に分かるように、引き継いでおくことが大切です。
各家にゴミ箱を設置せずに、1箇所にまとめて設置しているところは、その町内会で協議により置き場所を決めていたりします。
町内の誰かの家の前に厚意で置かせてもらっていたり、空き地・空き家になっているので、設置していることがあります。
売却する物件の前にゴミ箱が設置している場合は、予め買い手に伝えておきましょう。
次の買い手が駐車や外構工事もするので、ゴミ箱が邪魔になる場合には、事前に町内会に言って設置場所を変更してもらうことも必要になることもあります。
また、他の場所に設置されている場合でも、次の買い手には、ゴミ出しのルールなどを引き継いで、トラブルのないようにしておきましょう。