
不動産は貸すのは簡単?
さて、話は変わりますが、不動産を処分する際に、一番多い悩みは、「売るか」、「貸すか」という選択です。
不動産を貸すことは、「投資」ということになりますので、不労所得が入ると思いがちです。
しかし、貸すことによるメリットとデメリットをしっかりと見極めておく必要があります。
貸した場合のメリットは、家賃収入を得られること、また、減価償却費や固定資産税を経費計上できるなどが挙げられます。
それでは、デメリットは何なるのでしょうか?
まず、貸すための「改装費用」がかかるという点です。
空き家が多い中で、貸すには、綺麗にリフォームして、魅力的な物件として貸し出す必要があります。
賃借人が入れ替わるたびに、壁紙の張り替などの費用も掛かります。
また、ボイラーやトイレなど借主に責任のない故障修理は、貸主の負担になります。
そして、「空室リスク」が挙げられます。
全国で空家が年々増加しており、空室が目立っております。
東京23区の首都圏でも、空室率が33%を超えて過去最悪の状態になっています。
ましてや地方では、人口流出と自然減によるダブルパンチにより、空家増加に自治体も頭を悩まされている状況です。
最後に、「売却リスク」という点が挙げられます。
賃貸中の物件は、アパートなどと同一の「収益物件」というカテゴリーに分類されます。
そのため、「個人が自分で住むための家」ではなく、「人に貸して家賃を得る収益物件」として売り出すことになります。
一般の個人が自分のために住む家は、土地や建物を評価して、近隣相場や個別の事情から価格を出します。
その一方で、収益物件は、家賃収入をもとに計算した利回りだけで判断するので、厳しい評価となってしまいます。
このように、貸すことのメリットがある反面、デメリットも考えておく必要がでてきます。
専門家に相談した時は、この点についてしっかりと聞いておくのが良いでしょう。
そして、あなたのライフプランにこの点を照らしあわせて、「貸す」か「売る」かの判断をするようにして下さい。