
さて、決済に向けて一番大切な書類ですが、それは「権利証」です。
現在では、「登記識別情報」に変わりました。
従来の登記済権利証では、書面自体で所有者を確認していました。
それに対して、登記識別情報は文字通り、情報(英数字の組み合わせ)になります。
登記所で無作為に選んだ12桁の英数字が組み合わさったものです。
昔は、権利証がない場合は、それに代わる保証書という書類を作成してから、売り渡ししていました。
その書類を作成するのに、2週間ほどかかっていたので、紛失すると厄介でした。
また、決済直前に権利証が見つからない場合は、決済を延期する必要がありました。
今は不動産登記法が改正になり、権利証がない場合は、司法書士が本人確認を行います。
そして、真の所有者であることを証明するようになりました。
以前と比べて、手続きに2週間もかかることはなくなりました。
でも、スムーズな引き渡しをするためにも、権利証の有無は早めに確認しておく必要があります。
担当者に、引き渡し前には必ずチェックしてもらうようにしましょう。
また、売り渡しに必要な書類で、印鑑証明も大事な書類になります。
こちらも必ず確認して、間違いがないようにしてください。
住所変更している場合は、住民票や戸籍の附表が必要になってきます。
これらの書類は、取得してから三ヶ月以内のものになります。
先に取得している場合は、日付もチェックしておくようにして下さい。
それと、住宅ローン残債がある場合は、金融機関に対する担保抹消手続きがあります。
金融機関によっては、抹消書類取り寄せに3週間程度の期間かかることもあります。
こちらについても、早めに確認をとるようにしてください。
その他についても、必要書類がたくさんありますが、鍵はもちろんのこと、各設備の取扱説明書も必要になります。
マンションなどは、管理組合の総会資料、所有者変更届、購入時のパンフレットなど、多くの引き継ぎ書類があります。
鍵と主な書類については、決済時に直接買主に渡します。
設備の取扱説明書は複数あるので、整理した上で、建物内のわかるところに置きておくようにすれば良いでしょう。
いずれにしましても、必要なものは事前に用意して、引き渡し前に担当者へチェックしてもらい、万全の体制で臨むようにして下さい。