
売主さまの中には、「リフォームしなければ売れないのでは?」と思っている方がおられます。
不動産業者の中には、リフォームをしてから売り出せば売りやすくなるという謳い文句で、営業をしてくるところもあります。
見た目がきれいの方が、確かに売りやすいのですが、その場合はいくつか問題点が出てきます。
一つ目の問題は、最初にリフォームするので、その費用を売主さまが負担しなければならないことになります。
買主がすぐに見つかればいいのですが、そうでない場合は、立て替えした分がずっと回収できないことが出てきます。
2つ目の問題は、リフォームでかけた費用が必ずしも付加価値として反映されないことがあります。
部分的なリフォームは、古いところが残ってしまうため、返って印象を損ねてしまうことがあるため、改修効果が薄れてしまいがちです。
あまり大掛かりなリフォームをしてしまうのは、うまくいく場合も当然あるのですが、素人がやると失敗するリスクもあるため、あまりお勧めではありません。
それでも、ペットを飼っているなどして壁クロスがボロボロだと見た目の印象も悪くなる物件の場合はどうしたいいでしょうか?
その場合は、あまり費用がかからないようであれば、壁クロスだけを張り替えして、ハウスクリーニングします。
そうすることで、大きくイメージアップしますので、見た目が印象度に差が出てきます。
また、必要なリフォームがある場合は、売出前に見積もりをとっておくと良いでしょう。
購入希望者は、どのくらいのリフォーム費用がかかるのか、とても気にされます。
購入希望者が検討を断念する大きな理由の一つに、いくら費用がかかるのか分からないということがあげられます。
リフォームをした際の具体的なイメージも持ってもらえず、費用もいくらかかるわからなければ、売れるものも売れ残ってしまうのは当然です。
購入希望者には、案内した際にプラン提案をして、正確なリフォーム費用を提示することで、購入へ向けて具体的なイメージを抱いてもらい易くしておくことが大切です。
また、購入後にリフォームを行った方が、売り手もリスクなく、買い手の満足度も高くなります。
中古住宅を購入する7割の方が購入後に、実際にリフォームしているという統計があります。
これからの時代、購入後のリフォーム提案がしっかりできることが、中古住宅を販売する上で重要になってきます。
リフォームする箇所がある場合は、売却前に担当者へ相談して、リフォームプランについて打ち合わせするようにしておきましょう。