
競合物件がある場合は、相手の状況を見ながら価格や期間を決定することになります。
気をつけたいのは、競合物件の価格です。
相場からかなり高い価格で競合物件が売り出されている場合は、この価格に吊られてしまうと、売れ残る可能性があります。
この場合は、少し様子を見て反響がどうかを少しリサーチすることが大切です。
買い手は物件の情報収集をインターネットで行いますので、売り手以上に市場のデータを把握しています。
相場からかなり高く売値を設定してしまうと反響がないばかりか、結局値下げせざるを得なくなり、相場を下回ることが出てきます。
競合が相場よりも高く出している場合、反響がどうかをリサーチをしてから売り出し価格や時期を検討するといいでしょう。
安すぎる競合相手がいる場合は、まずはしっかりその理由を探る必要があります。
売主が売り急ぐ理由として、住み替えで次の物件が決まっている場合などが考えられます。
また、物件の補修修繕に多額の費用がかかる場合や物件に瑕疵(かし)がある場合は、相場よりもかなり安くなっていたりします。
補修修繕が必要でにより安くなっている場合は、売り出しする物件に建物診断(インスペクション)をして、価格に対する価値を明確にする必要があります。
そして、物件に瑕疵(かし)があり、価格が極端に安くなっている場合もあります。
瑕疵(かし)とは、物件に対するキズや欠点のことです。
瑕疵には大きく分けて2つあります。
一つは、物件自体に問題がある場合です。
屋根、壁、基礎、土台、柱などの躯体に問題が生じている場合、売り渡す前に告知する必要があります。
たとえば、床が基準よりも傾いている物件の場合には、原因を探り買い手に説明をする必要があります。
その程度によっては、物件価格を下げて売り出しているものがあります。
また、2つ目として、精神的瑕疵というものがあります。
これは、物件で自殺があったり、他殺があったりして、著しく価格が安く売り出されることがあります。
安すぎる場合は理由を探り、それがやむを得ない場合であれば、その物件を競合として意識する必要はありません。
インスペクションなどの付加価値をつけて、少し高めに価格設定をして売り出すのもいいと思います。
瑕疵がある物件を安く買うよりは、建物診断がされており問題のない安心感のある物件の方が、成約率が必然的に高くなります。
いずれにしても、売り出す時に競合物件がある場合は、リサーチして物件の動きをよくみることが大切です。
競合物件が現れても、安心感やお得感があれば、あなたの物件を選んでもらえるようになります。
また、競合物件が多いエリアでは、販売期間を少し長く見込んでおくと良いでしょう。