
不動産を高く売るためには、販売促進だけではなく、建物の価値を上げることが大切になります。
一般的に、建物は築年数がたつと、価値が減少していき、値段がつけられなくなります。
その理由は、中古住宅に対して、買主が不安を常に抱いていることがあげられます。
買い手が感じる不安を取り除いてあげると、中古住宅でも買いたいという人が必ずいるものです。
建物価値を高めて証明するものが、「建物診断」「既存住宅かし保険」「住宅履歴情報」になります。
今回のブログでは、「建物診断(インスペクション)」について説明をしたいと思います。
●インスペクションを行うメリットは?
インスペクション(建物診断)を行う主な理由として、
・建物価値の把握
・買い手の不安解消
・引渡し後のトラブル回避
があります。
建物価値を把握するためには、建物検査をして状態を把握します。
建物診断は、人で言うところの「健康診断チェック」のことです。
健康状態は人によりけりですが、建物の健康状態も、また然りです。
適度な運動を定期的に行い、節制を心がけている人は、健康状態も良いでしょう。
しかし、運動もせず、暴飲暴食を繰り返している人は、高い確率で健康診断では何らかの警告をうけることになります。
同じ時期に建築した同じような建物でも、維持管理状態によって大きく違ってきます。
維持管理が行き届いた建物は、購入後に特に補修が必要なく住めます。
一方で、全く手入れをしていないため補修に費用がかかる建物では、同じ価値とは当然言えません。
そこで、建築士の資格を持った住宅に精通した専門家が、建物診断を行うことで、リフォームの必要性やおおよその改修費用を把握することができます。
そして、買い手の不安解消は、中古住宅取引するためには、避けて通れません。
買い手は、少しでも不安があると、購入することをためらってしまうため、
建物の状態を詳細に報告することが求められています。
こうしたことから、買い手が購入前に事前に建物の状態を知ることが相応しく、予め検査をして建物診断報告書を準備しておくことが大切です。
最後に、引渡し後のトラブル回避についてですが、これは大きな問題です。
ある中古住宅売買で、基礎にひび割れがあることに気がつかず引渡したことで、後から買い手から訴えを起こされた例があります。
これは、最終的に売主および仲介業者が連帯して1,000万円以上の損害賠償を払う判決となりました。
告知事項については、売主も責任を負いますので、注意が必要です。
専門家による建物診断は、欠陥などを事前に発見することで、引渡し後のトラブルを未然に回避します。
インスペクションは、建物価値を高め、買い手の不安を解消し、引渡し後のトラブルを回避する重要な役割を担っています。
まだ、日本では馴染みがないですが、欧米では取引前にインスペクションをすることが常識となっており、アメリカでは取引全体の7割以上の割合で建物診断が行われています。
これから中古住宅を売却を考える際には、建物診断サービスを受けられるかどうかを確認することをオススメ致します。